よく使われる介護職の専門用語

介護施設や事業所で働く際、よく使われる専門用語として申し送りが挙げられます。分かりやすいビジネス用語に置き換えると引き継ぎのことです。介護職は複数人の介護士が協力して高齢者のケアを行いますが、例として申し送りは早番から遅番に変わるときに行います。早番が仕事を終わる直前に、簡単に高齢者の状況を説明したり、どこまで仕事が片付いているか遅番に伝えるのです。申し送りのときに、うまくコミュニケーションが取れていないと、それはアクシデントに繋がることもあるので、介護士を目指す人は的確な申し送りが出来るようにする必要があります。

その他、高齢者をケアするうえで知っておきたい専門用語が不穏。不穏は高齢者が精神状態が良くないときなどに使われることが多く、認知症高齢者が不穏な状態になったりするので注意が必要です。高齢者が不穏な状態になると、思いもよらぬ行動とったり、他の入居者に対してトラブルを起こすこともあるので申し送りの際には後任に伝えておきたいポイントです。

また、特別養護老人ホームではターミナルケアという用語があります。高齢者が入所して亡くなるまでをケアする、もしくは良い最期を迎えられるようにケアするのがターミナルケアです。特別養護老人ホーム働く介護職員は、このようなターミナルケアを行う場面もよく出てきます。介護職として働くと様々な専門用語が出てきますが、業務を円滑にするために必要なのでよく覚えることが大切です。