介護職で働くなら覚えておきたい専門用語

様々な職業においてそれぞれの専門用語というのが存在し、支持や情報伝達を省略したりスムーズに行うために活用されていますが、介護職の現場においても当然それらの専門用語があります。その中でも実際に働くうえで覚えておくと、指示を聞いて業務に入るまでがスムーズに進むので現場の先輩などからも喜ばれやすいと言えるでしょう。よく聞く専門用語には、トランス介助などがあります。トランス介助とは被介護者の足腰が弱るなどで自力での移動が難しく、ベッドから車椅子や車椅子から便器などに移す際の介助のことを言います。

褥瘡も多く耳にする専門用語です。これは所謂床ずれの事であり、寝たきりの人などが自力で寝返りをうてないことから体の接地面に負担がかかり続けることによって起こりやすい症状です。これを防ぐために、体勢を変える介助を行う必要があり、介護現場では日常的に行う業務ですので覚えておくと役立ちやすいでしょう。

また、これらの被介護者がどのくらい日常的な活動を自力で行えるかにも違いがあり、その度合によって必要な介護内容が細かく変化するため詳しく把握しておく必要があります。この日常的な活動を示す専門用語をADLといい、必要な介護内容を考える際に使われます。ADLとは日常生活動作で服の着脱や寝起き、食事や排泄入浴などの基本的な物を示し、IADLは買い物や洗濯、電話や金銭管理、公共交通機関の利用などを指します。要介護者ができるADLの範囲を広げるために、どのような介護を行うかを考える際にも役立つため、しっかりと覚えておきましょう。※参考サイト⇒いくつ知ってる?介護の専門用語